第30回日本外来小児科学会年次集会

第30回日本外来小児科学会年次集会

会頭挨拶

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 日本外来小児科学会・第30回年次集会会頭の幸道直樹です。

 皆さんご存知のように、本年次集会は2020年8月に京都で開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、中止になりました。
しかしながら次年度の準備状況も踏まえた上で役員会の承認を受けて、来年2021年に第30回年次集会としてここ京都で開催することが決定いたしました。

 日程は1週間ほど早まりましたが、会場も同じく同志社大学良心館にて開催予定です。さらに春季カンファレンスも2021年4月に開催します。詳しくは年次集会ホームページをご覧ください。

 年次集会のテーマは“5年後の自分に出会う~新しい飛躍をめざして~”と改めました。私は、個人的には「背伸び」という言葉が好きです。子どもたちとの日常診療の中でもちょっとくらい背伸びしたらどうかなあ、と話すことも多くありました。背伸びして、別の視点で物事を見たらという姿勢でした。しかし今回は「飛躍」してみようと思います。

 緊急事態宣言が出されたことでWeb会議やオンライン授業が突然急速に普及するなど新しい形が目に見えてきました。これからの年次集会のあり方を考える意味でも“コロナ後の未来”に目を向けないわけにはいきません。何十年も動かなかったこともあれば、数か月のうちに何十年分が動くこともある、ということが実感できました。

 学会や研究会もそのほとんどがWeb形式に変更されてきました。皆さんはどのように感じておられますか?移動しなくてもいいから楽だ、外来の合間に見て、点数もゲットできた、という話を多く聞きます。会議などもZoom等で行われ、私も楽だなあと思っていました。しかし、最近やっぱり物足りないと感じ始めています。ただ単に講演を聞いて勉強するだけならWebで十分ですが、学会の年次集会はそれだけが目的ではありません。やはり実際に現地に行って人と交流することで学ぶことも多いと思うのです。

 私たちの使命は年次集会を開催することですが、これまでと同じものを目指すのではなく新しい年次集会の形を見据えたものにしたいと思います。決して新型コロナウイルス感染症を未曾有の災害とはとらえません。ピンチをチャンスにと言いますが、変化を恐れず挑戦したいと考えています。
実行委員はみな知恵を出し合って頑張っています。

2021年夏、暑い京都でお会いしましょう!


会頭 幸道直樹先生の年次集会開催向けてのビデオ挨拶です。


幸道 直樹

第30回日本外来小児科学会年次集会
会頭 幸道 直樹 
(こうどう小児科 院長)

実行委員長:中村 豊(ゆたかこどもクリニック/神戸市西区)
事務局長:古川 裕(ふるかわ医院/京都府木津川市)

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